もうこれで十分。松屋のセルフサービス店に行ってきました。

のりぞーです。

先日のりぞーの会社近くにある松屋に昼食に入ったらそこがなんとセルフサービス店でした。色々考えさせられたのでちょっと所感など述べたいと思います。今日はそんなお話。

松屋のセルフサービス店とは

セルフサービスといっても、「大きな電子ジャーと牛丼のお鍋があって、自分で牛丼作る」というスタイルではなく、席の案内や出来上がった料理の運搬、片付けなどを自分で実施するというスタイルです。

流れとしてはこんな感じです。

食券購入はこれまでと変わりませんが、席は自分で確保する必要があります。

料理が出来上がると、薬局の呼び出しみたいに電光掲示板で呼び出しがあります。

呼び出されたら、自分で取りに行きます。食事が終わると返却口に自分で持って行く必要があります。

日本の生産性は

よく言われることなのですが、日本のサービス業の生産性は最悪の数字です。こちらは公益財団法人 日本生産性本部の資料です。

出典:日米産業別労働生産性水準比較 2016

例えば飲食でいえば、米国を100とすると日本は34です。すごく単純化していうと、米国が1人で回しているところを日本は3人で回しているということになります。

もちろん米国のスタイルがいいとは思いません。米国に旅行したことある人はわかると思いますが、店入っても案内されない、注文は取りに来ない、出てくるまで時間がかかる、会計は遅い、サービスらしいサービスはほぼ受けないのにチップ要求されるなどなど、サービスレベルは最悪です。

それに比べて日本はおもてなし文化なので客単価300-500円の牛丼屋やうどん屋でもサービスレベルが高く満足度は高い。

でも本当にそんなサービスは必要なのか。おもてなしの名の下にぶっちゃけ過剰サービスになってはいないか。我々自身も1万2万するレストランに行った時と同じ様なサービスレベルを求めていないだろうか。

このままでは日本はグローバリズムのこの世の中で世界から遅れを取ることになってしまう。

例えば松屋フーズの利益率は営業利益ベースで5%弱、純利益ベースで2-3%が良いところだ。PBRもかろうじて1倍強、配当性向は0.7%。正直投資先としてなんの魅力も感じない。ここに外国人投資家からの資金が集まるだろうか。

セルフサービスで十分だ

正直牛丼屋にサービスなど必要ないと個人的には思う。注文した牛丼がすぐに出てきて、安ければ問題ないのだ。

きめ細やかなサービスが必要だと思うのであれば、それなりの対価を払う覚悟が消費者には必要だと思う。

安かったとしても高いサービスレベルを。もうそういう時代ではないのだ。安かろう悪かろうではだめだが、安くてうまけりゃサービスはなくても問題ないだろう。

そういう意味ではもうこのセルフサービスで必要十分だ。

松屋フーズはこのセルフサービスで1名削減したいと言っている。仮にバイトの時給1,000円として、人件費はそれに色々乗っかるので1,500円とする。これが24時間365日削減されると考えれば年間1,300万以上のコストカットが可能であるから設備投資には十二分に見合う数字になる。

我々一般消費者の求めるサービスレベルはどうあるべきか。をもう少しきちんと科学した上で、どこまで要求するか、どこまで許容するかをきちんと整理する必要がある様な気がします。

のりぞー

 

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