のりぞーです。
個人型確定拠出年金制度の対象者が拡大し、iDeCoという名前で運用され始めて半年以上が経ちます。iDeCoの節税効果とかメリットばかりがとりだたされてて、ふと本当にデメリットはないのだろうかと思ったわけです。又、入らない方がいい人ってのがいたりしないのだろうかと疑問を持ち、ネットで色々検索してみました。
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iDeCoのメリット・デメリット
iDeCoのメリットとしては
- 拠出金に対する減税効果
- 受け取り時の減税効果
- 運用益が非課税
- 自己破産しても受給可
などでしょうか。逆にデメリットとしては
- 60歳になるまで引き出せない
- 対象の投資信託本数が少ない
くらいしか思い浮かびませんね。だったらやれよって話なんだけど、落とし穴があったりするのかなと思い「iDeCo 加入しない方がいい」でGoogle先生に聞いてみました。
iDeCoに入らない方がいい人ってどんな人?
Google先生に尋ねたところ、いくつかのサイトで加入しない方がいい人の記事を発見しました。そこで書いてあった内容をいくつか紹介。
- 拠出金の税控除メリットがない無所得者と低所得者
- 目の前の家計が安定していない人、特に借金がある人
- 20代の人
- 年収が下がる可能性のある人
- 住宅ローン返済中の人
大体こんなところでしょうか。一個一個みていきましょう。
1.拠出金の税控除メリットがない無所得者と低所得者
これどこにでも書いてあります。主婦とか入るのちょっと待って!!みたいな感じで。でもこれって入ってもメリットがないよって言っているだけで、「入らない方がいい」理由には全くなっていないですね。運用益や受取時のメリットがあるわけだから説得性に乏しいです。却下。はい次。
2.目の前の家計が安定していない人、特に借金がある人
そもそも投資するなって話です。まず生活安定に舵を切りなさい。iDeCo入らない方がいいではなく投資しない方がいいの理由ですね。却下。はい次。
3.20代の人
これだけ見ると「おっ」って思いますよね。だって普通は運用期間が長ければ長いほど良いはずなので、20代はやらない方がいいとかって言われるとかなり興味をそそられます。でも記事の中身は投資するより自分の仕事のスキルを磨いて年収アップさせることにお金を使いましょうという果てしなく現状の20代のサラリーマンの状況を理解しているのかどうかわからない記事の内容でした。
言いたいことはわからんでもないのですが、この時代なかなか20代サラリーマンの給与は上がっていきません。自分に投資しスキルを磨いてその分が給与に返ってくる企業は例えば、コンサルファーム、システムや技術系、などの一部の職種に限られ、大体そういうところの企業はそもそも給料が他の水準よりも高いので20代であっても数千円〜数万円であれば投資にまわせる可能性が高いです。
一般的な企業に勤めている若者は頑張っても頑張っても給料は上がらず、将来の年金制度も破綻が見えているため、むしろ今から少額でもいいからやっとけって思いますね。何らか記事としてとんがってないとダメってことかな。。。次!
4.年収が下がる可能性がある人
これも2番と一緒でそもそもiDeCoの話ではなく、投資するなってことなので却下。はい次!
5.住宅ローン返済中の人
記事によると投資するくらいだったら住宅ローンの返済に回した方が利息軽減効果が大きくなるパターンがあるってことみたいです。これはまぁ、確かにそうかもしれないですね。ただし、通常のサラリーマンであれば最高年間276,000円の拠出なので、たったこれだけの金額をこの低金利時代の住宅ローンの繰上げ返済にあてることが果たして利息軽減効果が大きくなるかどうかは疑問ですね。
単純に276,000円の金利軽減効果ってローン残期間30年で5万円程度(変動金利0.6%で計算)なので、自分の拠出金に対する減税メリットや住宅ローン減税等の状況、受け取り時のメリットなんかも踏まえて判断しなくてはですね。
ちなみに金利が高い時に契約した人はそもそも住宅ローンの契約を見直す方が先決かと思います。
結論としてはやれってこと!
基本的に加入しない方がいい人という明確な理由は特に見当たらなかったですね。したがってこれらのWebサイトの記事もまぁ、なんか書かなきゃいけないし、という苦し紛れの内容になっている気がします。
ってことはつまりやれってことですね笑
もちろん20代30代は特に遠い将来のためのお金になるので、現在のためのお金と将来のためのお金のバランスは考えた上で金額を決定すべきだとは思いますが。
のりぞー
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