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iDecoをもう一度おさらい
今年から誰でも投資可能となったiDeCo(個人型確定拠出年金)ですが、
ぶっちゃけ商品多すぎじゃない?何買えばいいの?という人のために一助になれば。
もう一度iDecoのメリットデメリットをおさらい。
iDecoのメリット
メリットは何と言っても税制メリットということでしょう。
- 拠出金は全額所得控除対象
- 運用益非課税
- 受け取り時年金受け取りでも、一時金受け取りでも優遇税制
実感できるのは一番最初の全額所得控除ですよね。
例えば、一般的なサラリーマン(年収500-600万)が月23,000円づつ拠出していたとすると、
年末調整で82,800円も返ってきます。言ってしまえば193,200で276,000円もの投資ができると言っても過言ではないので、すでに33%プラス状態からスタートとも言えるかと思います。
こんな商品ないですよね。絶対やるべき投資だと思います。
現代人は絶対にやるべき
なぜここまで政府はiDeCoを推進しているのでしょう?それにはちゃんとした理由があるのです。
そういうことをちゃんと考えると日本の縮図が見えてきます。
要はもう政府として「国民年金は期待しないでね。自分の将来は自分でなんとかしてね」と言っているのと変わらないのです。これはやばいと本気で考えなくては。複利の効果を得るためには早ければ早いに越したことはないですからね。
23歳の新人社会人が23,000円ずつ60歳までずっと拠出して、年利平均5%で運用できた場合、
拠出金:10,488,000円に対して、最終金額31,240,742円、運用益20,752,742円ですよ。退職金としては十二分すぎる金額じゃないですか?
のりぞーは39歳8ヶ月で始めたのでもうほとんど増えませんよ。早くからやっとけばよかったと本当に後悔です。
iDeCoのデメリット
のりぞーが考えるデメリットは
- 商品の選択肢が少ない
- 60歳まで下ろせない
特に60歳まで解約不可というのは大きなデメリットです。
人それぞれ貯蓄の目的があるでしょう。結婚資金を貯めたい、旅行に行きたい、車を買いたいなどなど、そういうものとは無縁の投資になるわけです。つまり自分のライフプランで必要なお金は他で貯めなくてはなりません。
若く給料が少ないうちは正直23,000円も厳しいでしょうからiDeCoだけが投資の対象というはやめた方が良いでしょう。
iDeCoの商品ラインナップ
楽天証券のラインラップ(2017年6月時点)
のりぞーが口座解説している楽天証券のラインナップはこちら
国内株式
名称 | 運用管理費用 |
三井住友・DC日本株式インデックスファンドS | 0.2052% |
たわらノーロード日経225 | 0.2106% |
iTrust日本株式 | 0.9612% |
MHAM日本成長株 | 1.6740% |
フィデリティ日本成長株ファンド | 1.6524% |
国内債券
名称 | 運用管理費用 |
たわらノーロード国内債券 | 0.1620% |
明治安田DC日本債券オープン | 0.6480% |
国内REIT
名称 | 運用管理費用 |
三井住友・DC日本リートインデックスファンド | 0.2808% |
野村J-REITファンド(確定拠出年金向け) | 1.0260% |
海外株式
名称 | 運用管理費用 |
たわらノーロード 先進国株式 | 0.2430% |
インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式 | 0.5940% |
ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け) | 1.4580% |
iTrust世界株式 | 0.9612% |
海外債券
名称 | 運用管理費用 |
たわらノーロード先進国債券 | 0.2160% |
たわらノーロード先進国債券(為替ヘッジあり) | 0.2160% |
インデックスファンド海外新興国(エマージング)債券 | 0.5616% |
みずほUSハイイールドファンド<DC年金> | 1.5120% |
海外REIT
名称 | 運用管理費用 |
三井住友・DC外国リートインデックスファンド | 0.3024% |
コモディティ
名称 | 運用管理費用 |
ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり) | 0.8860% |
バランス型
名称 | 運用管理費用 |
三井住友・DC世界バランスファンド(動的配分型) | 1.2856% |
三菱UFJ DCバランス・イノベーション(KAKUSHIN) | 0.6480% |
投資のソムリエ<DC年金> | 1.1880% |
ターゲットイヤー型
名称 | 運用管理費用 |
楽天ターゲットイヤー2030 | 0.9170% |
楽天ターゲットイヤー2040 | 0.9270% |
楽天ターゲットイヤー2050 | 0.9270% |
セゾンシリーズ
名称 | 運用管理費用 |
セゾン資産形成の達人ファンド | 1.5500% |
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 0.7100% |
のりぞーの購入商品
のりぞーはこの中で海外株式インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式を満額23,000円毎月積み立てています。これは自分のポートフォリオ上の問題というのもあるんですが、他に魅力がある商品がなかったというのも正直なところ。
セゾンシリーズは両方普通に積み立てているし、投資のソムリエは気になったけど、セゾン資産形成の達人をやってるからいいかなと。
結局何かう?
iDeCoは「超」長期投資ということをちゃんと考えると自ずと答えば出てくると思います。
のりぞーのiDeCoに対する考え方は以下のとおり。
- 非課税枠が大きいので、自分のポートフォリオの中で一番リスク(価格変動)が高いものに割り当てるべき
⇒つまり債券などのリターンの少ない商品を買ってもそもそもメリットが少ない - 長期投資ということを考えると分散投資の必要なし
⇒5年10年の短期であれば世界経済の浮き沈みがあるだろうからある程度の分散投資が必要だが、20-30年の長期であることを考えると分散投資は必要ではなく、株式投資以外の選択肢はありえない。 - 日本株式は一時調子良いことも考えられるが、基本的に将来的な経済成長は望めない
したがってまず債券などの商品、国内商品は選択肢からまず外れました。(ただスイッチングがいつでもできるので、一旦現在好調な国内株式を購入するということでもいいかと思います。)
のりぞーの場合はポートフォリオの関係上新興国株式になりましたが、この辺はお好きなやつを選んでいただければいいかなと思いますが、株式もしくはバランス型で選んでおけば良いかと思います。
世界経済が長期的に見ると緩やかに上昇するということを仮定するならば、あえてアクティブファンドを購入する必要はなく、海外株式のインデックスファンドでいいかなと思います。
とにかく今まだiDeCoやってない人は今ずく資料請求した方が良いですよ。
のりぞー
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