普通のサラリーマンが1億円貯める唯一の方法とは

のりぞーです。

挑戦的なタイトルをつけてみました。
こんなタイトルつけたらどのくらいアクセスが集まるのかの実験です。

あー、ブラウザ閉じないでください!!嘘です。すみません。

平均生涯年収を知る

よく平均的なサラリーマンの生涯年収は3億円とか言われますけど、本当なのでしょうか?また、「平均値」で語ってリアルな現実を表しているのでしょうか。実はこれは本当の意味での現実を表しておりません。一部の高所得者が平均値を上げてしまうのです。従って、こういう時は平均ではなく、中央値で検討します。

独立行政法人労働政策研究・研修機構によると大卒サラリーマンの平均生涯年収は約2億5千万円とのこと。ただし、何度も言うようにこれは平均値です。中央値で計算し直して見ます。

転職サービスDODAが調査した2012年のデータによると各年代別の中央値は

  • 20代:320万円
  • 30代:420万円
  • 40代:550万円
  • 50代:700万円

だそうで、これを大卒サラリーマンに当てはめると約2億円になります。だいぶ異なりますね。

結局手元にいくら残るの?

生涯年収2億円として、社会保険料、厚生年金、所得税や住民税を支払うと手取りとして残るのは1億6千万ほどになるそうです。ここから家賃やら食費、日用品、光熱費、交際費等で仮に平均25万かかったとすると、合計1億1,400万となるので、手元に残る金額は4,600万です。

月25万を多いと見るか少ないと見るかですが、もし都心に近いところに住んでいて、家族もいた場合、正直贅沢できる数値ではありませんよね。

もし定年退職時に1億円残すためには、60歳までの38年間を約6,000万円で生活する必要があり、単純に割ると131,578円/月です。実家暮らしで独身、親御さんが健在であれば何とかなるかもしれませんが、正直なかなか厳しい金額ですよね。

結局お金にお金を稼いできてもらうしかない

上記状況から1億円にするための選択肢は2つ。

  • 他の収入源(副業等)を確保し、残りの5,400万を貯める
    →ただしこの場合は本業より多い収入が必要
  • 4,600万円を原資として1億円にする

通常のサラリーマンであれば、本業よりも収入を得れる副業なんてものは基本的にあり得ないと思うので、結局お金にお金を稼いできてもらうしかない。

昔「いつかはゆかし」と言うプライベートバンクがあったのはご存知だろうか。キャッチフレーズは「1億円は貯められる。月5万円の積立で。」でした。不祥事等で営業停止に追い込まれましたが、これ実はこのキャッチフレーズ自体あながち間違ってはいないのです。いつも通り楽天証券の積立かんたんシミュレーションで計算すると、

月々5万円積立、入社から退職までの38年間で1億円貯めるのに必要なリターンはと言うとなんと「6.5%」です。

あれ、意外といけるかもって思いません?ちなみに元本は約2,200万円なので、手元に現金も2,400万円残ります。

つまり日本の0.数%の富裕層なら兎も角として、我々一般人はお金の成長を時間で買うしかないのです。わずかな資金を膨大な時間を使って徐々に増やしていくことが重要なのです。生活をとことん切り詰めて貯金をして60歳で1億円貯める人生と、一般的な生活をしながら60歳に1億円貯める生活とどちらがいいでしょうか。

時間はあればあるだけ複利効果が効いてきます。とにかく投資を早く始めて時間を得ること。それが普通のサラリーマンが1億円を貯める唯一の方法です。

のりぞー

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