楽天からビックニュース!バンガードのETFに投資する「楽天・バンガード・ファンド」が設定!!

のりぞーです。

楽天投信投資顧問からビックなニュースが入ってきました。

9月28日のニュースリリースでバンガードのETF商品を「楽天・バンガード・ファンド」として投資信託で提供していくことを発表しました。

↓ニュースリリース
https://www.rakuten-toushin.co.jp/news/pdf/20170928.pdf

楽天・バンガード・ファンドの特徴

バンガードのETFを対象とした投資信託で、バンガードの特徴とされる低コストを生かした良質なインデックスファンドとして提供するもの。

第一弾として日本でも人気のVTに投資する「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」VTIに投資する「楽天・ 全米株式インデックス・ファンド」の2ファンドが本日9月29日に設定されます。

つみたてNISAを強く意識しているとのことで、当然ノーロードでの提供とのことです。もしかすると無配で設定されるかもとの噂もあります。

これからバンガードと共同で商品開発をしていくとのことで、今後VOOBNDVYMVWOといった人気ファンドや、これらを組み合わせたバランス型のファンドも出てくるかもしれません。そうなると楽天の規模を武器にセゾン・バンガード・グローバルバランス・ファンドと同じような投資信託をさらに低コストで出してくるかもしれません。

そうなると一気にセゾン投信の顧客がこちらに流れるなんてこともありそうですね。

第一弾の2ファンドの特徴

1.楽天・全世界株式インデックス・ファンド

  • 投資対象:VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
  • 信託報酬:0.23%(VTの経費率:0.11%)
  • VTの特徴:7,700以上の全世界の株式に分散投資、これ一本で世界丸ごと投資が可能

実質コストはまだ運用してみないとわからないですが、ファンドの運用コストはVTの経費率を差し引いて0.12%ということになりますね。

2.楽天・ 全米株式インデックス・ファンド

  • 投資対象:VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
  • 信託報酬:0.16%(VTIの経費率:0.04%)
  • VTの特徴: 米国に上場しているほぼ全ての銘柄をカバーしたインデックスファンド。アメリカ全部に投資しているイメージ。

こちらもファンドの運用コストは0.12%になります。

楽天・バンガード・ファンドの優位性

信託報酬だけを見れば元々のETF+0.12%取られるため、ETFを買ったほうが良いように見えます。ただし、楽天・バンガード・ファンドにも優位な点があります。

  1. ノーロードであること
    日本から海外のETFを購入しようとした場合、購入手数料がかかります(NISAの場合はキャッシュバックを受けれる証券会社があります)。楽天証券の場合は、0.45%の手数料(最低$5)がかかるため、つみたてNISAで月3万3千円購入しようとした場合など$5(約1.6%)お得になる計算です。
  2. ドルコスト平均法での積立購入が可能
    ETFはいわゆる株式と同じです。米国ETFは最低購入単位は1株単位ですが、株価単位での購入となります。9月28日現在VTは$70.19、VTIは$128.76。この単位でしか買えないので、例えば50,000円ずつ自動積立で購入することなどはできず、毎回手動で購入する必要があります。一方楽天・バンガード・ファンドは投資信託であるため、100円以上1円単位から購入可能ですし、楽天スーパーポイントも使えますし、毎月定額でのドルコスト平均法での積立購入が可能になります。
  3. 配当の自動再投資が可能
    ETFは基本的に分配金(配当金)が出ます。大体年率にして2-3%程度です。長期投資家にとっては基本配当金は再投資したいところですが、この2-3%の配当でETFに再投資できるかというと、最低購入単位が1株単位なので、VTであれば$70が必要になります。元本がそれなりに大きければできるかもしれませんが、実質難しいですね。ですので、ETFで運用している投資家は何回か配当をまとめて再投資したり、同一クラスの投資信託に投資したりする必要がありました。
    しかし、投資信託であれば分配金の再投資が可能ですし、そもそも分配金を出さないようにするという話もありますのでさらに投資効率は高まります。

これらを考えても0.12%の追加コストは十分ありなのではないでしょうか。

「楽天・バンガード・ファンド」に期待すること

実質コストは要注意

まずは実質コストがどうかですね。のりぞーはVTやVTIを購入する気は今の所ないので、第一弾のファンドに飛びつくつもりはありません。したがって、これらのファンドの実質コストがどうかをちょっと注意深く見守りたいですね。

もしそれほど変わらないコストでいけるのであれば、今後の商品次第ではETFから楽天・バンガード・ファンドに鞍替えする可能性がかなり高いと思います。

分配金出さないでほしい

海外ETF購入していて一番厄介なので分配金の取り扱いです。プールしておいて次回ETF購入時に分配金と合わせて投資する感じです。この煩わしさが一切なくなるのはうれしい限りです。

バランス型ファンドの開発

楽天証券とセゾン投信はそれなりに関係があるので、セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンドと同じコンセプトのファンドは出さないでしょうが、もし低コストで出してくれたらすぐ飛びつくだろうなぁ。その他VOO、VWOはマストで出してほしい。

いつかこういうファンドが出てくると思ってましたが、まさか楽天から出てくるとは思いませんでしたね。

バンガードのファンドは年々経費率が下がっていくし、それに伴って楽天・バンガードファンドも安くなっていってほしいですね。ともかく久々興奮したニュースでした。

のりぞー

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