のりぞーです
モーニングスターのアナリストの視点に「信託報酬等はあくまで目安!実質的に負担するコストを知るには?」という記事が載っています。
要はインデックスファンドを選んでいる多くの投資家は信託報酬を基準に選択している人がほとんどだと思うのだが、あくまで信託報酬は目安で実質コストを見るべし!ってことです。どういうことなのでしょうか。
信託報酬=実際のコストではない!!
モーニングスターによると信託報酬に対して、実際の経費率は平均で0.04〜0.11%ほど高くなっているそうです。
出典:モーニングスター
信託報酬とはSMBC日興證券の「初めてでもわかりやすい用語集」によると・・・
信託報酬とは、投資信託を管理・運用してもらうための経費として、投資信託を保有している間はずっと投資家が支払い続ける費用のことです。
とのことです。因みに基準価格に織り込み済みなので、投資家は意識する必要は特にありません。
それでは他にどのような費用があるのでしょうか。
実質コスト=信託報酬+売買委託手数料等その他費用
この実質コストは運用報告書で確認できます。
実際の人気投信である世界経済インデックスファンドで確認して見ます。
出典:世界経済インデックスファンド 2016年交付運用報告書
これによると信託報酬は0.540%なのに対し、その他費用として「売買委託手数料」、「有価証券取引税」、「その他費用」がそれぞれ計上され、最終的な実質コストは0.631%となり、なんと0.091%多くなります。
実質コストをチェックしよう
現在の人気の投信は信託報酬と実質コストのほとんど乖離がないように設定されているようですが、新興国株式とうは今でも大体0.1%ほど乖離が見られます。正直このコストはバカにならないので、必ず実質コストを確認するようにしよう。
モーニングスターのサイトには実質コストも記載があるので、これを参考にすると良いかと思います。
のりぞー
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