医療保険は本当に必要?

のりぞーです。

先日生命保険の話題を言いましたが、今回は医療保険です。

↓前回記事

生命保険というのは自分のための保険ではありません。残された家族のための保険です。

逆に医療保険というのは自分が病気になった時のための保険であり、自分がその権利を享受できるものになります。したがってまずもって検討に値するものではないかと思っています。

前回記事でも言いましたが、保険というのは「万が一」のためにかけるものだと思っていて、だから医療保険に関しては、

  • 自分が医療費を支払えないほどの病気をした場合

ということを想定して検討することになります。しかし、これってどういう状況でしょうか。

まず、日本は皆保険制度を取っているため、国民健康保険に入ることは義務です。したがって通常の通院であれば、自己負担は1-3割であり、おそらく民間の医療保険は通常必要ないでしょう。風邪引いて通院しても医療保険使わないですよね?

次になんらかの原因で入院を余儀なくされた場合を考えます。多くの医療保険は1日入院すると5,000円とか10,000万円保証してくれる制度を導入しています。入院費の平均は10,000円/日程度とされていますので、これを補填してくるのは一見非常にありがたく思います。

しかし、よほどの大病をしない限り、手術を伴う入院であっても大体1週間〜2週間、下手すりゃ2-3日で返されることもしばしば。1週間の入院で70,000円も払えない!という20代前半の若い方はともかく、30-40代の方であれば十分払える金額ですよね。この程度の金額を支払うために毎月2,000-3,000円もの医療保険代を支払うというのは果たしてリターンに見合った保険になっているのでしょうか。

では手術が必要だった場合はどうでしょうか。手術を行った場合、数十万円から数百万円の費用がかかります。そこで手術をしたら数十万円支払われるという保険も存在します。これはさすがに保険があると助かる気がします。いきなりそんな大金払えませんもんね。

しかし、なんと日本には高額療養費制度というのがあり、それを適用すると自己負担額なんと「97,430円」で済んでしまいます。これはすごいですよね。

したがって、通常の通院や入院・手術ということで言えば殆ど健康保険でまかなえてしまうので、民間の医療保険は必要ないということになるのではないでしょうか。

それではどのような場面で医療保険が役に立つのでしょうか。

本当に数ヶ月超えるような長い入院を余儀なくされるような大病にかかるケースもしくは、繰り返し入退院をするようなケース。

だとのりぞーは考えています。したがってガン保険やその他8大疾病なんかはその最たる例なのかなと。通常の医療保険では対応できない範囲を追加で補填するという考えを持つべきかなと。ちなみにガンも20年前に比べると入院期間も約半分になっているようで、早く家に帰されてしまうとのこと。この辺のバランスも考えたほうがいいですね。

そもそも生命保険に比べて、医療保険は非常に高いです。1日5,000円の保障に対して、毎月2,000円の保険料を払っているこの現状はちょっと異常のようにも思います。これは人が死ぬ確率というのはほぼ決まっているのに対して、病気になる確率は決まっていないからなのです。

酒もタバコもしない、運動もしていて極めて健康だった人が急に大病にかかることだって全く珍しいことではありません。

保険会社からすれば、確率が決まっている生命保険に比べて、医療保険を販売するということはリスク以外何者でもないのです。まさにパンドラの箱と言っていいでしょう。ただし、人口が少なくなってきた昨今、生命保険だけでは採算が取れず、医療保険に手を出さざるを得ないのです。こう考えると、保険会社に搾取されている!とまでは言いませんが、かなり割高に設定されていると言わざるを得ないでしょう。

何でもかんでも何も考えずにとりあえず病気に備えて保険に入るのではなく、自分にあったもの、必要なものを選択することが重要ですね。

 

のりぞー

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