セゾン投信のススメ。迷ったらとりあえずこれ買っておけ。

のりぞーです

のりぞーが投資を始めた時に初めて購入した商品がこのセゾン投信のセゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド(以下セゾンVGBF)でした。

投信ブロガーが選ぶFund of the Year初代チャンピオンであり、10回目となった昨年のFund of the Yearでも堂々の5位に入るほど根強い人気のあるこの商品。

過去の順位はこんな感じです。

当時の信託報酬はともかく、今は各社の信託報酬がどんどん下がって来ている中、0.68%と決して安く無いこの商品がなぜ多くのブロガーに支持されるのでしょうか。

 これ一本で世界に丸ごと投資

セゾンVGBFの特徴は

  • 株式と債券に50:50の割合で投資するバランス型ファンド
  • ファンズオブファンド形式でバンガード社の商品に投資
  • この一本で世界分散投資
  • 投資先・投資額は時価総額で決定

あたりでしょうか。

のりぞーはこの中で「投資先・投資額は時価総額で決定」というところに共感し、毎月5万円ずつ購入し続けております。

目指すのはミドルリスク・ミドルリターン

セゾンVGBFは株式と債券の比率が50:50であるため、基本的に年10%以上のリターンを目指す!といった商品ではありません。
年3-4%程度のリターンを安定的に長期で運用していくような商品になります。

よく「これ一本で国際分散投資が出来て年7%のリターンを安定して受けれる商品」的な感じでブログで紹介されたりしてますが、そんなことはありません。

この一年は世界株式が好調だったこと、円安の影響でリターンが年率13.41%とかなりの高パフォーマンスが出ていますが、設定来の年換算収益率は3.21%です。

それでも月々5万円の積立投資で30年続けると積立1,800万円に対して、総評価額は3,020万円になるので複利の効果は大きいですね。

そこにはきっちりした投資哲学がある

一口にバランスファンドと言っても、単純に国内株式、先進国株式、国内債券、先進国債券を4等分したものや、そこに新興国の株式と債券、国内と先進国のREITを加えた8等分型とは全く投資哲学が異なります

異なるというか、そもそもこの何等分型には投資哲学というのもが全く無いといっても良いでしょう。

どの商品に投資するかだけは決める必要がありますが、後は決められた商品を買い増し、月の終わりに決められた配分になるようにリバランスするだけ。全てシステムで自動化できるため、人が介在する余地がありません。ただし、その分信託報酬ご安く抑えられるというメリットもあります。

一方セゾン投信は時価総額の比率に合わせて配分を決めるという投資哲学があります。

具体的には、米国株式欧州株式日本株式アジア先進国(除日本)株式新興国株式米国債券日本債券欧州債券の8つのアセットに対して、それぞれの現在の時価総額の比率に合うようにバンガード社が運用するインデックスファンドに投資をしていきます。

まさに、世界の「」に投資し、これからの世界の成長と共に歩んでいくことになります。単純に何等分型して分けているだけのファンドとは違うこの考えに共感し、のりぞーは購入し続けているのです。

恣意的な要素が一切入らない真の国際分散投資と言われる所以はここにあります。

デメリットはないのか

もちろんあります。まずリターンという面で言えば、債券比率が50%あり、その中で海外債券が40パーセントを超えています。債券は基本的に値動きが小さく、株式と違って企業の業績に応じて価値が上がっていくような類のものではないため、為替の影響を多分に受けます。というか為替影響そのものが基準価格の推移といっても良いくらいです。

為替影響も長期前提に考えればパフォーマンスに影響がないことは過去事例から証明されているので、15年20年といった長期運用を前提に考えるべきでしょう。

また「」の株式の 時価総額をベースといしてるので、将来の成長を見越しているわけではありません。したがって、新興国の割合が5.3%とかなり低めに設定されています。また新興国債券は購入対象にすらされていません

今後新興国が発展をし、株価が高くなる!と予想している投資家にとっては、セゾンVGBFは時価総額が大きくなった時に買い増しされるため高値でつかんでしまう可能性があります。

このような考えの投資家にとってはGDPベースで配分を決めている世界経済インデックスファンド(以下世界経済IF)の方があってるかもしれません。

こちらは新興国債券と株式が基本組入率15%に設定されています。(ただし、基本組入率は完全なGDP比率で決めているわけではなく、GDPを参考に1年に1回見直すとなっており、恣意的な要素が入っていますので注意が必要)

因みに世界経済IFの当初設定来騰落率が113%とセゾンVGBFを上回っているように見えますが、セゾンVGBFはリーマンショックを経験しており、同じ2009年1月からの騰落率で言えば、パフォーマンス的には変わらないため、後は投資哲学が合うかどうかでしょう。

なお、リスクは世界経済IFの方が高いです。

情報公開にも積極的

セゾン投信は顧客の利益を最優先に考えることを表明しており、情報公開にも積極的です。ニュースレターも平易な文で書かれていますし、ビデオで運用情報を説明するなど、非常にわかりやすいですね。

また、全国各地で無料セミナーも積極的に行われており、門戸を広く掲げている印象です。(この辺り少し信託報酬に若干の影響があるのかなとも思いますが。。。汗)

代表である中野晴啓さんも何冊も著書を出しており、ご自身の投資哲学がびっしり書かれています。投資を始めてみたい方はとりあえず一冊読んでみて損はないです。

 

初めの一本として強く推奨できる投信

これから将来に向けた資産形成をすると考えている方にはまずこれだけまず買っとけ!と強くオススメできる投信ですし、とっかかりとしての本としても是非読んで損はないと思います(どれか1冊で良いです)。

もちろんこれが絶対というわけではないですが、私個人としてはウチの母親のように変な商品をつかまされるのではなく、この商品に出会えたことが本当に良かったと思っています。

あ、最後になりますが、別にお金もらってないですよ笑

のりぞー

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2 件のコメント

  • セゾン投信 第11期運用説明会に行ってきました。正直内容不満です。 | 40歳から始める資産運用五十三次 へ返信する コメントをキャンセル

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