のりぞーです
のりぞーも投資を始めて以来、ずっと積立を続けている「セゾン投資」ですが、この度KPI活動の取り組み状況についてWebに公開されました。
今日はそんな話。
セゾン投信でのフィデューシャリー宣言
セゾン投信ではお客様第一主義を掲げ、それをフィデューシャリー宣言として対外発表しています。
いち早くこれを採択、宣言し、自分たちの利益追究だけではなく、お客様の利益貢献が一番だという考え方は非常に好感が持てます。また決算説明会などにおいても中野社長が
「投資は自己責任ではない。セゾン号に乗船していただいたからにはお客様にきっちり満足していただくために何でもやるし、投資家の行動についてもセミナーで話して言って長期投資を一緒にやっていきたい。」
とおっしゃった事については、ちょっと感動すら覚えました。
セゾン投信のKPI設定について
そのフィデューシャリー宣言の一環として、KPI管理を実施されています。
フィデューシャリー宣言への取り組み状況を評価するための成果指標(KPI)の公開
私実は個人的にこのKPI周りを中心に本業はやっているもんですから、設定されている中身については色々思うところは正直あるのですが笑、こうやってIRを積極的に行なっている事について素晴らしいと評価したいです。
ただ、これについて不満があって、折角宣言したんだったら、実際の取り組みや数値についても公表すべきだ!と思っていました。(決算説明会のアンケートにも書きました)
こののりぞーの想いが届いたのかどうかはさておき、今回実際にその取り組み内容が公開されていました。いやぁ、本当にこういう姿勢が素晴らしいです。
セゾン投信KPI実績について
セゾン投信のKPI実績は中身を見ると上でも述べているとおり、もし一般企業にお勤めの方が見たら、皆様が常日頃実施しているKPI管理のレベルには正直程遠いものだと思います。
KPIの本当の意味は恐らく理解されていないでしょうし、達成するのが当たり前の指標ばかりが羅列されています。悪い見方をすると、低い目標を立てて、達成して、「俺らすげーでしょ。こんなちゃんとやってんだよ!」って対外発表するためなの?とすら思ってしまいます。今のままでは。
ただ、やり始めたばかりですし、試行錯誤して今後良くなっていくのだと思います。(ただ変わらない事が強みであり企業文化だと言っていることもあり、もしかするとこのままなのかもしれませんが)
何度も言いますが、まずはこれを開示する姿勢を評価したい。素晴らしいと思います。
どんどん情報開示をやって言って欲しい
現在一般企業のIRは財務的な数字だけではなく、社内の管理会計的な数字までも開示する方向に進んでいます。(KPIの開示まではありませんが)投資信託だって投資家が投資をする対象であるということは変わらないわけなので、もっと積極的にIRを進めるべきだと思います。
例えば運用報告書は原則として年1回決算時に出されるものですが、これも古いなぁと。(頻度高くやるとそれだけコストに跳ねるという話もあるけど)
もちろん意識が高い企業については、月次レポートや週次レポートを作成し、独自に開示することで差別化をしていますが、業界全体が変わっていかなければならない部分もありますね。
金融庁は引き続き業界全体の改革を推進して欲しいと思います
のりぞー
コメントを残す