ビットコイン(Bitcoin)終わりの始まりか？Xデー8月1日に何が起きるのか？

のりぞーです。

なんだかビットコインの周りがきな臭くなって来たことをご存知でしょうか。現在2017年8月1日にビットコインが分裂するのではないか？ということが騒がれています。現に取引所も営業停止を一斉に発表しました。

→Yahoo News

あれ程メディアで騒がれたビットコインに何が起きているのか？色々「初心者向け」ってサイトをみたけど、ぶっちゃけ全然わからない言葉だらけなので、私なりに解釈した内容を平易な文章でお伝えできればと。

因みにのりぞーはビットコインホルダーではありません。理由は↓

僕が投資を始めたわけ④〜ビットコイン編〜

https://asset-management53.com/greeting4

勢いで香港オフショア保険を契約した俺。今まで全然なかった投資心に火がつく。（本当になんて単純なんだろう。まぁ結婚と投資は勢い大事だよね）しらみつぶしにネットの情報を検索。2週間ほどウェブサイトを見まくった結果、・セゾン投信・バンガードのETF・田中貴金属・国内債券IF・iDeco(銘柄未定)・ビットコインの6つに絞ってやってみようかと決意。ただし、この中で田中貴金属とビットコインはもうやってません。ビットコインはあまりに投機的な要素が強すぎて俺には会わないというのが一番の理由。「インデックス投資は暇だ暇だ...

40歳から始める資産運用五十三次

多少違うんだけど、まぁ、概要掴むには十分かと思いますので。

今ビットコインで起きていること

基本的には仲間割れです笑

ま、簡単にいうとマイナー同士の仲間割れって感じでしょうか笑

マイナー？なんだそれ？

ユーザはビットコインを使う人。まぁ、我々と思ってください。
それに対して、マイナーはビットコインの新規発行のお手伝い（マイニング）をする人と考えてください。
んで、このお手伝いしてくれた人にビットコインをお礼で差し上げることになっています。んじゃ俺もマイナーになりたい！とおもいますよね？ただこれが今はもうほぼ難しいんです。

このお手伝いも昔はPC位の性能でできたみたいなんですが、今はスパコンの処理性能がないとできないみたいで、おいそれと個人がなんとかなるような話ではないんです。
ですので、我々一般庶民はビットコインを買って、高くなったら売るという事を実施するしかほぼないのです。

さて、話を元に戻します。昨今ビットコインは世界中で注目されたこともあり（日本でも最近よく30万になったとかメディアに取り上げられてますよね）爆発的に取引が増えているようです。で、どうにもこうにも処理に時間がかかるのでなんらか対策を打たねばならん！って状況になっていました。

これが今回の問題の発端と言えるでしょう。

ソフトフォーク？ハードフォーク？

そんなこんなで処理能力が限界に達したビットコインはなんらかアップデートが必要な状況になっていました。

因みに、ビットコインのルールを変えるやり方としてソフトフォークとハードフォークという2つのやり方があります。
ソフトフォークは元に戻せる変更、ハードフォークは元に戻せない変更という事みたいです。このフォークが行われた場合、今までのビットコインに加えて、新しいルールのビットコインが出来てしまうことになり、これを分裂分裂と叫んでいるのです。

今現在3つの案がとりだたされている

現在ビットコインではこの性能問題に対して3つの案がとりだたされています。

ここで紹介して起きたい人物がいます。
Bitmain社のジハン・ウーです。

で先ほどのマイナー達の7割は彼の会社の製品を使っていると言われています。
しかも彼の製品は不正にマイニングをすることができ、大量のビットコインを手に入れることができてしまいます。なのでこのような圧倒的なシェアを得る事ができているのです。

第1の案：ソフトフォーク案

そんな中で、まず以下のソフトフォーク案が出てきます。

ビットコインの情報を圧縮したら処理スピード上がんじゃね？っていう考えです。

ゴミ箱に缶を捨てるときに潰して捨てたらいっぱい入るじゃん！！って考えればいいんすかね。

これに先ほどのジハン・ウーが大反対します。

どうやらこのやり方をすると彼のツールの不正が使えなくなるようなのです。圧倒的シェアを誇るBitmain社からするとそれは困りますよね？

知らぬ顔で頑なにソフトフォークを拒否し続けていましたが、ここで不正がバレます。当然ソフトフォーク派は激おこプンプン丸です。

強制的にソフトフォークじゃ！！しかもてめーの商品使えなくしてやんぞ！！

となったわけです。

第2の案：ハードフォーク案

で、ジハン・ウーは、そんな事されたら困るわけですよね。彼も黙っているわけがありません。そんな事させるか！ハードフォークして分裂させるぞ！！って対抗策をだしてきました。このハードフォーク案の中身は、

ビットコインの情報を圧縮しなくても入れ物大きくすれば処理スピード上がんじゃね？ってヤツです。

缶潰さなくても、ゴミ箱大きくすれば良いじゃんって考えれば良いんすかね？

この場合不正がそのまま使える上に、処理スピードが速くなる。Bitmain社にしたらいい事づくめですね。

でもこれの問題は、ゴミ箱小さい版のビットコインとゴミ箱大きい版のビットコインが完全に分離した形で２つできちゃうって事。ユーザとしてはこれは避けたい。

このソフトフォーク派とハードフォーク派が歩み寄れず、なかなか解決策がないまま時がすぎていたのですが、その論争にストップをかけそうな第3の案が出てきます。

第3の案：ソフトフォークやって最終的にハードフォーク案

いきなりハードフォークは危険が伴うから、とりあえず圧縮しておいて、後からちゃんと検証して容量増やす（ハードフォーク）のはどう？とりあえず3ヶ月後目標で良い？

ってヤツです。で、なぜかこの案にジハン・ウーが乗っかります。なぜ！？と思うかもしれないけど、実はこの案では不正が使えるのでは？とまことしやかに囁かれてます。。。だってあんなに反対してたのに乗っかるっておかしくない？因みに日本最大の取引所であるbitFlyerはこの第3の案に賛成しています。

そして第4の選択肢とは？

昨日7月20日にまた第4の選択肢が入ってきました。

これは、ハードフォークして完全分離させてビットコインキャッシュって新しい通貨作るよー！！しかも今のビットコインに影響与えないからさ、よくね？さらに容量8倍に増やしちゃうからサクサクだよー！！

って案です。

ここにはやはり彼の存在が大きく関わっています。しかもこのハードフォークはほぼ実行確実とされています。

これにより、8月1日はビットコインは分裂し、ビットコインとビットコインキャッシュっていう2つになってしまうのが濃厚との事。

今の所起きているのはこういう事みたいです。

んで、8月1日以降はどうなるんすか？

今までの話をまとめると、

となると、また3ヶ月後ハードフォークが行われるだのなんだのの論争が再勃発することになってしまいます。（因みに7月21日朝、ビットコインは急騰しています。30万円に迫る勢いです。）

今回の騒動を受け、ビットコイン自体まだまだ未成熟なシステムだということと、利権を手放したくない人が牛耳ってしまっている事が浮き彫りになっている感じがありますね。そもそも中央集権ではないエコシステムだったはずなのに、思想と反してしまっている感じが否めません。

ただしのりぞーはビットコインに使われているこの『ブロックチェーン思想』は世界を一変させるほどの可能性を秘めていると思っているので、もしビットコインが終わりを迎えてもブロックチェーンがダメだったという評価にならない事を祈るばかりです。

こんな時にイーサリアムの盗難も起きたみたいだし、一気にブームが去ってしまいかねないなぁ。。。

のりぞーはもうビットコインは買いませんが。

のりぞー

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