のりぞーです
色々なサイトや投資の初心者本を見ると、
1年に1回リバランスをしましょう!そっちの方が最終的なリターンも大きいです。
的な事が書かれていますね。
でも、、、
なぜリバランスが必要なのか、なぜ最終的なリターンが多くなるのかをちゃんと記載してくれている本やサイトに出会ったことないと思いませんか?
本当にリバランスが必要なのか、その目的って何なのか?本当にリターンが大きくなるのか?
多分この辺の疑問を持っている人はかなり多いはず。
で、実は多分多くの人が混乱するのが、この「リターン」って言葉だと思うんですよ。
- リバランスをするとせっかく儲かっていたアセットを売って儲かっていないアセットを買うのが非効率でリターンも減るのでは?
- 利確してしまうと複利の効果が出なくなるのでリターンが減る
- 株上昇相場の場合債券はマイナスになることも多いので、リバランスするとさらに赤字が増える
リターン、リターン、リターン、、、
で、そもそもリバランスの目的って何だっけって話をちゃんと考えたほうがいいと思うんです。平たくいうとリターンのためにやるんだっけ?って話。
リバランスは最初に決めた目標アセットアロケーションに戻す作業ですよね。
では目標アセットアロケーションを決める目的はというと、「リスクとリターンの適正化」ですよね。
本当にリターンだけを目的とするのであれば、株式だけのポートフォリオを組めば良いはず。でもリーマン級の大暴落が起きると、資産が3分の1に減ってしまうことも有り得るわけです。
そこに債券を例えば40%組み入れれば、60%の株式が3分の1になったとしても、債券価格が変動しなければ、資産は60%までで抑えられるため、リスクを抑えることができます。(実際にリーマンの時も債券は逆にプラスに働きました)
「リスクをどれだけ抑えた上で、自分の目標とするリターンを得るか」=「アセットアロケーションの設定」な訳です。
つまりリバランスとは自分のリスクとリターンのバランスから外れてしまっていた場合にこれを適正化する作業であって、リターンを高めるものではないということですね。
リバランスは正直面倒クサい作業です。しかも折角成長した自分の資産を売ることについては相当の抵抗感は否めません。のりぞーはその売って買ってがめんどくさいので、リバランスを年1回実施するのではなく、バリュー平均法と絡めてノーセルで実施しています。
しかし自動車にもアクセルとブレーキがあるように、アクセルだけではいつか事故に遭います。
だからこそ遭う前にブレーキをかける必要があるのだと思います。9月のETF買い増しでは債券中心に買い増そうかと検討中です。
のりぞー
コメントを残す